Windows環境のPHPの基礎からデータベース(MySQL)を使ったちょっとした応用的なものまでの解説

KKN WEB

>> HOME |  PHPとは |  環境構築 |  基礎 PHP |  入力フォーム |  ファイル |  データベース |  セキュリティ |  セッション/クッキー |


PHPとは開発環境構築

PHPを動作させるにはサーバーが必要。当サイトでは Windows Vista でWebサーバーとして Apache を使っい PHP5を動作させる方法を解説。

 

1.Apacheを手に入れる

公式サイト Apacheのダウンロードサイトへいく。

画面左にある『Download!』『from a mirror』をクリックするとミラーサイトにジャンプします。

画面中央下部あたりにインストーラー付きの『Win32 Binary (MSI Installer)』を見つけダウンロードします。

※ダウンロード保存先は、日本語を含まないディレクトリ(例 C:\tmp)にしておく方がいいです。

Vistaの場合、セキュリティの関係でそのままインストールを開始するとアクセス拒否などのエラーが発生してしまうかもしれません。

Windowsの『スタートボタン』をクリック、『コマンドプロンプト』を右クリックし『管理者として実行』を選択しましょう。

C:\Windows\system32>msiexec /i C:\tmp\apache_DLしたバージョン-win32-x86-no_ssl.msi』と入力。

以下の画面が表示されれば、『Next』をクリック。


Apacheインストール最初の画面

ライセンス認証画面が開くき、内容を確認してから『I accept the team ・・・』をクリックして『Next』をクリックします。


Apacheインストール ライセンス認証画面

諸条件が表示されるがそのまま『Next』をクリックします。


Apacheインストール ライセンス確認画面

サーバを動作させるための設定(ドメイン名、サーバ名、管理者のメールアドレス)を入力します。

ここでは、ドメイン名、サーバ名共に『localhost』にしています。

設定後『Next』をクリック。

※ただしこの設定はApacheの設定ファイル、『httpd.conf』を直接修正しても同じなので適当にしていても問題はありません。


Apacheインストール ドメインなどの設定画面

機能の選択とインストール先パスの選択画面が開くので、必要であれば『Change...』をクリックしてインストールパスを変更。

※デフォルトではインストールする階層が深いなどあとあと面倒となる場合は、自身のPCの環境に合わせましょう。


Apacheインストール インストール先の変更

最後にインストールを開始するため、『Install』をクリック。


Apacheインストール 最終画面


インストール終了後、以下のようになる可能性もありますが特に問題はありません。
Error:正しくインストールされました。Error:この操作を正しく終了しました。
Windows Defender により変更が検出されました
※Windows Defenderが何か言い出したら、Windows Defenderを開き、『確認して操作を実行する』をクリックしておきましょう。


普通ならインストールが完了すれば画面下のタスクトレイに『ApacheMonitor』のアイコンが表示されます。

しかしたまに『Start/Stop』等の制御ができない場合やアイコン自体がない場合もあります。

その場合、『インストロールドライブ:\Apache2.2\bin\ApacheMonitor.exe』のプロパティを開き、

互換性』タブから『特権レベル』の『管理者としてこのプログラムを実行する』にチェックを入れておきます。


Apacheインストール ApacheMonitorのプロパティ


ようやくインストール完了です。早速ブラウザのアドレス欄に『http://localhost/』と入力してアクセスしてみよう。
It works!』という画面が表示されればOK。



2.PHP5を手に入れる

公式サイト PHPのダウンロードサイトへいく。

Windows Binaries』『***** zip package』をクリック。

その後、日本向けミラーサイトのリンクをクリックしてファイルをダウンロードします。

PHP場合は、ダウンロードしたものを解凍したファイルをフォルダごと希望のフォルダ(例 C:\PHP5)にコピーすればインストールは完了。

※PHP5直下に沢山のフォルダ/ファイル一覧となっているようにしてください。

解凍ソフトによっては余計なフォルダを作成するものもあります。


PHPインストール インストールフォルダについて

コピーした『php5』フォルダにある『php5ts.dll』をWindows XP/Vistaの場合であれば『c:\WINDOWS』のフォルダーへコピー。

次に、同フォルダにある『php.ini_recommended』ファイルのファイル名を『php.ini』に変更しておきましょう。

※Apache1系では、同フォルダにある『php.ini_dist』ファイルを『c:\WINDOWS』にコピーして、『php.ini』に変更しました。


Apacheの環境設定ファイル『httpd.conf』ファイルを開き、『PHPIniDir』の場所を以下のように変更。

PHPIniDir "C:/php5"


その他

CGI 版のバイナリを使用する場合
ScriptAlias /php/ "c:/php/"
AddType application/x-httpd-php .php
# PHP 5 の場合
Action application/x-httpd-php "/php/php-cgi.exe"
# 現行の方法の場合はこれも追加
# php.ini の場所を設定
PHPIniDir "C:/php"


Apache 2.0 でモジュール版の PHP を使用する場合
# PHP 5 の場合
LoadModule php5_module "c:/php/php5apache2.dll"
AddType application/x-httpd-php .php
# 現行の方法の場合はこれも追加
# php.ini の場所を設定
PHPIniDir "C:/php"



3.PHPの動作確認

上記設定でとりあえずブラウザからPHPスクリプトへアクセスした際に動作するかどうかを確認。

以下のスクリプトを『phpinfo.php』として作成し、Apacheで設定したルートディレクトリ、

デフォルトでは C:\Program Files\Apache Group\Apache2\htdocs )となっていると思います。そこへ保存。


<?php phpinfo(); ?>


ブラウザで、URL欄に「http://localhost/phpinfo.php」と入力ます。

以下の画面が表示されればPHPは正常に動作しています。


phpinfoの実行画面